コーチング

【ステップごとに解説】会話の「流れ」を作るコーチングフローとは?

こんにちは。”本当の自分”を取り戻したい方専属ライフコーチの石原瑶子です。

この記事では、コーチングフローと呼ばれる会話の流れについて説明していきます。

コーチングフローとは

コーチングフローとは、コーチングの会話の流れを作る「型」のようなものです。

例えるなら、コーチングフローは料理のレシピ。
カレーのレシピだとすると、①野菜を炒める②水を入れて煮込む③ルーを入れるのようにステップ(たどるべきおおまかなプロセス)があると思うんですね。

この大きな①→②→③のような流れがコーチングフローです。

コーチングにおいて、このフロー(流れ)があることが、コーチングのコーチングたるゆえんとも言われます。

コーチングフローが回っていないと、ただの会話と同じということになってしまいます。

※追記)コミュニケーションフローとコーチングフローは同じですか?と質問を頂きましたが、呼び方が違うだけで同じものです。

ステップ1:セットアップ

 

まずはステップ1。セットアップから。このセットアップは「準備、設定」などの意味があります。

コーチングセッションを始めるにあたってのセッティングであり、地ならしのようなイメージ。セッションに集中できるようにとか、初めてのセッションであればコーチとクライアントとの信頼関係を築く役割もあるのです。

セットアップでは、クライアントが向かいたいと思っているビジョン、今日のセッションでクライアントが手に入れたいもの、今日のセッションでのゴール設定なども行います。

このゴール設定はかなり重要です。人は目的地がわからないと迷子になってしまいますよね。コーチングセッションも同じで、コーチ、クライアント共に目的地をきちんと共有しておく必要があります。このゴール設定があいまいだと、コーチとクライアントの間に認識のずれが生まれたり、結局なんのために今日のセッションがあったのかさえ見失ってしまう可能性もあります。

セットアップ。かなり、重要です。

 

➤セットアップに使える質問

 

ステップ2:理想の明確化、確認

では、セットアップができたら次の段階へ移ります。

ここで一つ。ステップ2の「理想の明確化、確認」とステップ3の「現状の確認」は順番が前後してもかまいません。ステップ2-3-4はここを行ったり、来たりしながら進みます。

ステップ2ではテーマとした話題に関して、どうなることが理想なのか?もしくは理想の状態になった時に、どんなことが起きているのか?を言葉にしていただきます。

例えば、人間関係がうまくいかないことをテーマにセッションを進めていたクライアントがいたとします。その人間関係が良くなったとしたら、どんなことを感じていそうか?とか、どんな生活を送っていそうか?とか。自分の理想がすっと出てこない人には、憧れている人はどんな人かと聞いたりするかもしれません。

質問やフィードバックを通し、クライアントがより自分の理想の状態が明確になるように関わります。

➤理想を描く質問集

➤願いは否定形で表現しない!!!!

➤現状の把握は事実ベース

 

ステップ3:現状の確認、把握

次に、ステップ3の現状の確認や把握です。繰り返しになりますが、ステップ2-3はこの流れを行ったり、来たりしながら4の理想と現在のギャップを導くので、ステップ2↔3となってもオーケー。

ステップ3の現状の確認では、今の自分の状態を言葉にしていただきます。先程の人間関係に悩むクライアントの例でいくと、今の自分の人間関係のどんなところに問題を感じているのか?とか人間関係はどんなものだと自身が捉えているのか?などなど。

今の現状を言葉にしていただきます。2-3をやるうちに既にもう、多くのクライアントが気付きや学びを得ていますね^^

ステップ4:理想と現在のギャップを導く

ステップ4で導き出す、このギャップこそが、クライアントが成長するためのキーとなるものと言えます。そして、コーチの実力が問われるのが、このステップ4。理想と現在のギャップにクライアントが気付く関わりをコーチが持てるかどうか。

2-3を行ったり来たりしているうちにステップ4の理想と現在のギャップに気付く力が高い人は自然とたどりつくこともあります。

このギャップというのは、表面的なものではありません。

例えば、先程の人間関係の例で行くと(クライアントはAさんとの人間関係に悩んでいました)

  • 理想の私なら自然と笑顔でAさんとも接している。
  • 今の私は、Aさんと、どうしても笑顔で話せない。

この場合、理想と現在のギャップは、「笑顔」かどうかということではありません。

そうではなくて、理想の時は自然と笑顔になるのに、今はどうしても笑顔ができない。その原因や背景などの方にあります。

あるクライアントの場合だと、Aさん対するとらえ方が違うというギャップが出てきました。

笑顔になれないときは、クライアント自身が勝手に、Aさんを「自分を攻撃してくる人」と捉えていたということです。Aさんはクライアントを攻撃しようとしていたかどうかの真偽はさておき、クライアント自身がそのようにAさんを認識したということです。

このギャップに気づいたら、あとはこれをどうしたいか?アクションに移ります。

ステップ5:アクションを決定する

先程気づいたギャップをもとに、ではあなたはどうしたいのか?アクションを決めていきます。

例に挙げたクライアントは、自分の認識を変えてみることにしました。今までは、無意識にAさんを「自分を攻撃する人」と捉えていたけれど、まずは「自分に関わってくれる人」という捉え方を意図的にしてみることにしました。

この場合は、ギャップに気づき、それに、基づいて行動を変えるという選択をしていますが、行動を変えないというのも行動の決定になります。

ステップ0:フォロー、振り返り

ステップ0は、5でやると決定した行動がとれるかどうか?を確認したり、行動してみて気付いたこと、感じたことを聞いたりします。その中で行動を修正してみたり、もっとよくするには?もっと自分のビジョンに近づくには?とステップ1に戻り、フローを回していくわけです。

コーチングはコーチとクライアントのパートナーシップなので、コーチングセッションとコーチングセッションの間にもコーチングは続きます。

視点を高くすると、クライアントはビジョンに向けても大きなコーチングフローを回すということになります。

まとめ

コーチングフローについてお話ししてきました。

コーチングフローは、コーチングセッションを行う中で基本中の基本です。あなたがコーチであれば、基本に忠実に、まずはこの型で自然にセッションを組み立てられるようになることをお勧めします。

冒頭でコーチングフローは料理のレシピのようなものとお伝えしました。料理と同じでまずは、レシピの型を覚えること。アレンジはそれからだと思います。基本に忠実にいくことがコーチとしての成長の近道です。

コーチではない方も、セルフコーチングを行う際に、このフローに沿ってやると本質にたどり着きやすいと思います。

➤セルフコーチングのポイント

ABOUT ME
石原 瑶子
”自分迷子”の方専属ライフコーチ 元ICU看護師。挫折を経験し、悩んでいるとき、ライフコーチングに出会ったことをきっかけに、コーチの道を歩む。現在は、”自分の答え”を大切にし、納得した人生を生きることを提案。クライアントは、結婚、出産、パーティー主催、マンガ連載など、ビジョンを次々に実現中。