コーチ石原

こんにちは、”自分迷子”の方を応援しています。

ライフコーチの石原瑶子(@kanaeruyoko)です。 

質問者

・コーチングで使われるタイプ分け診断って何?

・私は、どのタイプでどんな特徴があるの?


・自分のまわりにいる人のタイプを知りたい


・タイプ分けを知って、人間関係に活かしたい

という疑問にお答えする記事です。

コーチングで使われる、タイプ分け診断を活用し、タイプを知ることは人との関わりやコミュニケーションに役立ちます。

”人との関わり”とは、他人だけでなく”自分自身”も含みます。他人を知るためには、まず自分を知ることが必要です。

なぜなら、自分のことを知らずに、他人を知ろうとしても、歪んだ認知で相手を見ることになり、本当の意味で他人を理解することはできないからです。

タイプ分けを活用していくと、

  1. 自分を知ることができる
  2. 他人を知ることができる
  3. お互いを理解して良さを活かし合うことができる
  4. お互いを尊重できる円滑な人間関係が築けるので、あらゆることがうまくいく(仕事、恋愛、家庭、子育てなど)

このようにつながり、結果としてあなたの人生をよりよくすることにつながります。

この記事では前半『タイプ分けとは何か?』『どんなタイプがあるのか?』を解説し、記事後半では『タイプ分けの活かし方』を解説します。

目次
  1. コーチングにおけるタイプ分け診断とは?タイプ分けの考え方と方法
  2. コーチングタイプ分け診断 4つのタイプの特徴
    1. ❶コントローラー(ドライビング)タイプ
      1. コントローラータイプが得意なこと
      2. コントローラータイプが苦手なこと
      3. コントローラータイプのコミュニケーションの特徴
      4. コントローラータイプが人から持たれる印象
      5. コントローラータイプの有名人
      6. コントローラータイプに多い職業
    2. ❷プロモーター(エクスプレッシブ)タイプ
      1. プロモータータイプが得意なこと
      2. プロモータータイプが苦手なこと
      3. プロモータータイプのコミュニケーションの特徴
      4. プロモータータイプが人から持たれる印象
      5. プロモータータイプの有名人
      6. プロモータータイプに多い職業
    3. ❸サポーター(エミアブル)タイプ
      1. サポータータイプの得意なこと
      2. サポータータイプの苦手なこと
      3. サポータータイプのコミュニケーションの特徴
      4. サポータータイプが人から持たれる印象
      5. サポータータイプの有名人
      6. サポータータイプに多い職業
    4. ❹アナライザー(アナリティカル)タイプ
      1. アナライザータイプの得意なこと
      2. アナライザータイプの苦手なこと
      3. アナライザータイプのコミュニケーションの特徴
      4. アナライザータイプが人から持たれる印象
      5. アナライザータイプの有名人
      6. アナライザータイプに多い職業
  3. コーチングにおける4つのタイプを見分ける方法
    1. 01.診断テストやアプリを活用してみる
    2. 02.最近どう?で見分ける
    3. 03.”緊張する場面””初めてのことをする場面”を観察する
  4. タイプ分け診断の活用方法
    1. 1.自分のタイプを日常に活かす方法
      1. コントローラータイプの活かし方
      2. プロモータータイプの活かし方
      3. サポータータイプの活かし方
      4. アナライザータイプの活かし方
    2. 相手とのタイプ別コミュニケーション方法
      1. コントローラータイプと接するときのポイント
      2. プロモータータイプと接するときのポイント
      3. サポータータイプと接するときのポイント
      4. アナライザータイプと接するときのポイント
  5. コーチングにおけるタイプ分け診断でよくある質問
  6. コーチングにおけるタイプ分け診断を活用するときの注意点
    1. お仕事でタイプ分けを活かしたい方
  7. コーチングにおけるタイプ分けを活用するときのまとめ

コーチングにおけるタイプ分け診断とは?タイプ分けの考え方と方法

通称タイプ分け言われる考え方ですが「ソーシャルスタイル診断」「DiSC理論」とも呼ばれます。

ソーシャルスタイル理論は、アメリカの産業心理学者ディビッド・メリルが提唱したコミュニケーション理論です。DiSC理論は、1920年代にウィリアム・M・マーストン博士により提唱された自己分析手法だそうです。

これら2つの理論を合わせてわかりやすくしたものがタイプ分けと考えて良いです。

タイプ分けでは、「自己主張」「感情」の強弱(大小)の組み合わせによりタイプを分類します。

  1. コントローラー(D)自己主張 大(強) × 感情 小(弱)
  2. プロモーター(i)自己主張 大(強) × 感情 大(強)
  3. サポーター (S)自己主張 小(弱) × 感情 大(強)
  4. アナライザー(C)自己主張 小(弱) × 感情 小(弱)
    ※自己主張の大きさ=身振り・手振り、声の大きさ

コーチングタイプ分け診断 4つのタイプの特徴

4つたタイプそれぞれの特徴を見ていきましょう。

❶コントローラー(ドライビング)タイプ

通称コントローラーと呼ばれるこのタイプは、ドライビングとも呼ばれます。どちらも同じですが、ここではコントローラーと統一して表記しますね。DiSC診断ではDのDominanceに当たります。

  1. コントローラー 自己主張 大(強) × 感情 小(弱)

コントローラータイプの人たちは、自己主張は強めですが、感情はあまり表現しません。コントローラータイプの人の強い欲求は「結果が大事」「自分で決めたい」ということ。

人間関係や気持ちよりも仕事が優先で、データや事例を重視、効率よく結果を出そうとします。合理的で無駄が嫌いです。

結果を出すためなら、リスクを負う判断も行い、自分で決めたいので、決断力も高いです。またコントローラータイプは持っているペースが速いので、行動も、話すのも、決断も速いスピードで行います。

コントローラータイプが得意なこと

  • 物事を一人で推し進め、結果を出していくこと
  • 状況をコントロールし、リーダーシップを発揮していくこと

とにかく「自分で決めたい」ので自分一人でも、ゴールに率先して向かっていきます。どんな状況でも、サバサバと状況をコントロールし、周りに指示を出して「結果を出して」いきます。

コントローラータイプが苦手なこと

  • 自分の気持ち(感情)など内面に目を向けること
  • 気持ちを表情に表すこと
  • 他人のペースに合わせること
  • 他人の気持ちを察すること など

「結果を早く出したい」ので、結果以外のこと(人の気持ち、自分の気持ち)には、あまり興味がありません。

悪気はないのですが、ズバッと言葉を選ばず意見を言い、人を傷つけてしまったという経験がある方もいるかもしれませんね。

コントローラータイプのコミュニケーションの特徴

  • 結論から単刀直入に
  • 結論を急ぐ
  • 話は短い
  • 要点のみ(必要以上に喋らない)
  • 語尾がスパッと切れる印象
  • 早いペース
  • 人のペースに合わせるのが苦手
  • 自分のペースに持っていく
  • 人を待たない
  • 腕や足を組む
  • 表情はあまり変わらない

ざっとあげるとこんな感じでしょうか。

コントローラーは、効率よく結果を出すことが最重要なので、話し方においてもその特徴が現れます。

コントローラータイプが人から持たれる印象

  • 冷たい、サバサバした印象を持たれる
  • 怖がられることもある
  • 指示的に感じられることもある
  • 威圧的、支配的

先ほどお伝えした通り、自己主張はバリバリしますが、感情はあまり表現しないコントローラータイプ。感情は出さず、自己主張をバリバリし、「結果」を迫る人。

威圧的に感じたり、ちょっと怖いなと思うかもしれませんね。加えて気持ちや空気を察することには疎いので冷たい印象を持たれがちです。

自分がコントローラータイプだなと思う方は、威圧的になりすぎていないか?意識しておくと良いかもしれません。

コントローラータイプの有名人

本田圭佑さん

コントローラータイプに多い職業

先ほどお伝えしましたが、このタイプの人たちは「自分で決めたい」という気持ちが強いです。そのため、”起業家”や”経営者”に多いと言われています。

また会社では、俺についてこい!とガンガン人に指示をして引っ張っていくタイプのリーダーは、コントローラータイプでしょう。

コーチ石原

看護師のとき、 仕事ができる怖い先輩だと思っていた人はだいたいこのタイプだっただろうな〜なんて思います。

❷プロモーター(エクスプレッシブ)タイプ

プロモーターと呼ばれるこのタイプは、エクスプレッシブとも呼ばれます。どちらも同じですが、ここではプロモーターと統一して表記しますね。DiSC診断ではiのinfluence感化に当たります。

  1. プロモーター  自己主張 大(強) × 感情 大(強)

プロモータータイプの人たちは、感情も主張も表に出します。

プロモータータイプの人の強い欲求は、「人に影響を与えたい」「注目が大事」ということ。

「人に影響を与えること」「注目が大事」なので、判断するときは新しいか・楽しいか(人への影響が大きい)を考えます。また、このタイプが集まると、身振り手振りや声も大きく、ワーワーと賑やかになります。

さらにアイディア豊富で、人と楽しいことをするのが大好き。人に影響を与えるためなら、リスクを負う判断も行い、持っているペースは早いため、話すスピードも判断も行動も早いです。ただし、同じことを淡々と行うことは苦手です。

プロモータータイプが得意なこと

  • 人のモチベーションをあげる
  • 楽しいことをする
  • 変化への適応
  • 臨機応変に動くこと
  • アイディア出し、創造的なこと
  • 仕切ること
  • スタートダッシュ(新しく始める)

プロモーターというだけであって、物事をプロモート(促進)するようなことは得意。アイディアを出して、どんどん変化を起こしていきます。

人を巻き込んで新しいこと、楽しいことをやっていくのが得意です。

プロモータータイプが苦手なこと

  • 淡々と継続すること
  • 計画通りに遂行する
  • 同じことを繰り返すこと
  • 細かいことを丁寧に淡々する

細かいことは気にならず、いかに注目されるか?が大事です。物事を淡々と計画通りに進めたり、同じことを繰り返すのが苦手。すぐに飽きてしまいます。

プロモータータイプのコミュニケーションの特徴

  • 身振り手振りを交えながら話す
  • リアクション大
  • 話を盛る
  • 表現力豊か
  • 話が飛ぶ(話の展開が早い)
  • 面白おかしく話す
  • 表情がコロコロ変わる
  • 聞くより話すが好き
  • 聞くのは、すぐ飽きる
  • フランクな姿勢、だらっとしている

とにかく、よく動く、よく喋るイメージを持ってもらうとよいかもしれません。

プロモータータイプが人から持たれる印象

  • 調子にのる
  • 話を聞かない
  • 面白い
  • 盛り上げ上手
  • 適当、大雑把

先ほどお伝えした通り、自己主張も感情表現も強いです。

盛り上げたり、面白いことをしたりするのが好きで、その根底には人に影響を与えたいという欲求があるのです。それゆえ、リアクションをもらえなかったらシュンとしてしまうかも。

人に影響を与えるように話すので、口だけのお調子者だ、適当だという印象を持たれることもあります。

プロモータータイプの有名人

さんまさん、SMAP中居さん

プロモータータイプに多い職業

芸能人、営業職、人と関わり人前に出る仕事

注目されるのが何より嬉しいので、多くの注目を集める仕事が多いと思います。youtuber演者さんなんかも多いかもしれませんね^^

コーチ石原

さんまさんは、本当に THE プロモーターのイメージそのままですね。個人的にプロモーターはさんまタイプと覚えています笑 

❸サポーター(エミアブル)タイプ

サポーターと呼ばれるこのタイプは、エミアブルとも呼ばれます。どちらも同じですが、ここではサポーターと統一して表記しますね。DiSC診断ではSのSteadiness安定に当たります。

  1. サポーター   自己主張 小(弱) × 感情 大(強)

サポータータイプの人たちは、感情は出すけれど、自己主張は少ないという特徴があります。

サポータータイプにとって重要なのは「調和・合意」「人に貢献すること」

サポータータイプの人は調和が大事なので、人の心に敏感でみんなが穏やかに過ごせるように振舞います。相手に貢献したいという欲求も強く、自分のことより周りを優先し、NOが言えないことも。

ペースは穏やかでゆっくりなので、行動や話し方など時間の流れもまったりです。サポーターの方の周りは穏やかな、ゆったりした空気が流れています。

サポータータイプの得意なこと

  • 人の心を休める、癒し
  • サポート
  • 心配り
  • 穏やかな場づくり

とにかくみんなが穏やかに過ごせるような空気感を作り出すことが得意です。場の空気を和らげて、調整してくれるような存在。

サポータータイプの苦手なこと

  • 目標設定や計画すること
  • 物事を推し進めること
  • リスクをとって、どんどん決断すること
  • 自分の意見を強く主張すること

とにかくみんなの調和を取りたいので、何かを計画して達成することにはあまり興味がないサポータータイプ。リスクを取ることや、自己主張を強くすることは、和を乱すと思ってやりません。

その場のみんなの気持ちがどうか?みんなが穏やかに過ごせているか?”人の気持ち”がとにかく大事なのです。

サポータータイプのコミュニケーションの特徴

  • 頷きが多い
  • ニコニコと話を聞く
  • 気持ちを気遣うような言葉が多い
  • 語尾が少し長い
  • ペースはゆっくりめ
  • 相手に話を合わせる
  • 聞く側に回ることが多い

相手に貢献したいので、頷きながらニコニコと相手の話を真剣に聞きます。

サポータータイプが人から持たれる印象

  • いい人
  • 優しい
  • 優柔不断
  • 穏やか、暖かい

先ほどお伝えした通り、自己主張は少なく、感情を表現するサポータータイプ。

相手に貢献したい欲求を持っているので、相手の期待に応えようと動きます。そのため人からは「いい人」「優しい人」と言われることが多いです。

あなたがもしサポータータイプだったら、複数人で街を歩いているときに、あなただけ宣伝チラシを渡されたり声をかけられたりすることってありませんか?

見た目から「いい人」「優しい人」オーラが滲み出ているタイプです。

サポータータイプの有名人

小堺一機さん、関根勤さん

サポータータイプに多い職業

どんな職業にもいるが、人をサポートする役回りを任されることが多いです。人と関わる仕事をしている人に多く、人を癒すオーラがあります。

コーチ石原

サポーターがリーダーシップを発揮すると、最強のリーダーになることもあると言われます^^人の気持ちを察してチームみんなの力を引き出し、まとめていくのです。

❹アナライザー(アナリティカル)タイプ

アナライザーと呼ばれるこのタイプは、アナリティカルとも呼ばれます。どちらも同じですが、ここではアナライザーと統一して表記しますね。DiSC診断ではConscientiousness慎重に当たります。

  1. アナライザー  自己主張 小(弱) × 感情 小(弱)

アナライザータイプの人たちは感情は抑制、自己主張もあまりしません。

アナライザータイプにとって重要なのは「理論」「正しさ」

「理論派」で正しくありたいので、データや事例を集めて分析し、判断します。失敗は避けたいのでリスクは負いません。

行動するペースは、慎重でゆっくりです。計画的に考え、分析するプロセスも大事にしていきます。そのため、決断までには時間がかかります。

アナライザータイプの得意なこと

  • 分析
  • 計画
  • 淡々と仕事を進める
  • 問題解決
  • 細かく規則立った仕事
  • 一人でもOK

情報を集めて、コツコツと計画通りに進めていくことが得意です。細かく丁寧に、規則立てて仕事をします。一人でいるのも苦になりません。

アナライザータイプの苦手なこと

  • 変化、臨機応変
  • とりあえずノリでやってみること
  • 感情表現
  • 大人数

臨機応変に動くことや、とりあえずやる、というザックリした感じは苦手。まずは分析、計画がしたいアナライザータイプです。

そして、多くの人から注目を集めるのは苦手で、裏方で一人の方が好みです。

アナライザータイプのコミュニケーションの特徴

  • ポーカーフェイス
  • ペースはゆっくりめ
  • 1〜10まで正確に話そうとするため
  • 話しが長くなりがち
  • 論理的に話す
  • 理屈っぽい
  • 動きは少ない、直立不動で話す

アナライザータイプが人から持たれる印象

  • 慎重
  • 真面目
  • がんこ
  • 硬い
  • 忍耐力がある
  • 正確
  • 堅実
  • 冷静沈着

先ほどお伝えした通り、自己主張は少なく、感情表現もあまりしないアナライザー。

冷静で真面目な印象を持たれます。計画通りに進めることは得意ですが、臨機応変に対応することが苦手なので、頑固などと言われることもあります。

アナライザータイプの有名人

イチローさん、野村監督

アナライザータイプに多い職業

システムエンジニア、WEB関連のお仕事、マーケティングなど分析の部署、研究者など

分析して計画を立てて淡々と実践していくお仕事に多いです。

コーチ石原

アナライザーの人がまとめたノートや資料は本当に見やすくてわかりやすいです。 

コーチングにおける4つのタイプを見分ける方法

コーチングにおけるタイプ分け診断、記事をここまで読んで、あなたのタイプはどのタイプに当てはまったでしょうか?

自分のタイプはなんとなく想像がついた方が多いかと思います。「1つのタイプの傾向が強い方」「2つのタイプの傾向が強い方」「4つ全てのタイプの傾向が強い方」それぞれでしょう。

ここでは、さらにタイプを見分けるわかりやすい方法を説明をお伝えします。

  1. 診断テストやアプリを活用してみる
  2. 最近どう?で見分ける
  3. 緊張する場面””初めてのことをする場面”を観察する

01.診断テストやアプリを活用してみる

コーチエィさんのこちらのサイトで診断ができます。料金は1,000円です。
https://test.jp/about/cti/

またダウンロードできるタイプ分けのアプリもありました^^
>>こちらから確認できます。料金は1220円でした。

コーチ石原

私たちとコーチ契約を結ぶ方は、タイプ分けもプランに含まれていますので診断を受けるのはお待ちくださいね^^

02.最近どう?で見分ける

相手との関係にタイプ分けを活用したい時、周りの人全てにテストを受けてもらうわけにもいきません。

そんな時には、”最近どう?”と問いかけてみると良いでしょう。タイプごとに異なった反応を示します。

  1. コントローラー:効率重視のため、”断定的に””即答”する。例)「普通です、まぁまぁです」
  2. プロモーター:人に影響を与えたいので、ペラペラと最近の事情をどんどん話す。身振り手振りも多い。例)「最近、とても便利な調理器具を買って毎日楽しいんですよ〜。クッキーやお菓子を毎日作って食べていて家族とワイワイ暮らしています。」
  3. サポーター:相手の期待に応えたいので、相手の顔色を見ながら答え、相手のことも聞く。例)「私はいい調子ですが、あなたはどうですか?(心の声:答えて欲しいことはこれでよかったかな?)」
  4. アナライザー:戸惑い固まる、何を答えて欲しいか質問を返す理論が大事なため、具体的に聞かれないと何を応えて良いかわからない。例)「どうって、何がでしょうか?何を答えたらいいですか?」

03.”緊張する場面””初めてのことをする場面”を観察する

「緊張した場面」「初めてのことをするとき」本来のタイプがわかりやすくなります。

余裕のあるときは、思考を巡らせて、表面に出すものをコントロールできますが、とっさの時は自分の本来の傾向が出やすくなりますよね。

私の場合は、テストで調べると「プロモーター」「コントローラー」が高得点です。緊張した場面のことを思い出すと、プロモーターが生まれ持ったタイプだなと見分けることができます。

他人からは、コントローラータイプに見えることが多いそうですが、ICUで働いていたことや仕事で判断を求められる立場が多かったことが影響し、コントローラに見えるのだろうなと考えています。

このように、相手も自分も「緊張した場面」「初めてのことをするとき」など余裕がないときの様子を観察すればタイプを知ることができるのです。

タイプ分け診断の活用方法

では実際に、タイプ分けを日常に活かす具体例を考えてみましょう。

  1. 自分のタイプを日常に活かす方法
  2. 相手とのタイプ別コミュニケーション活用方法

に分けて、一例をお伝えします。

1.自分のタイプを日常に活かす方法

自分のタイプがわかったら、どんな工夫ができるのか?4つタイプごとに考えていきたいと思います。

コントローラータイプの活かし方

コントローラータイプの方は、とにかく結果重視で無駄が嫌いですよね。

話すスピードや判断も早いので、スピードがゆっくりのタイプを相対するとき、イライラしてしまうこともあるかもしれません。

自分のタイプを自覚しておけば、

  • 自分で自由に決められる環境を用意する
  • リーダーシップを活かせる環境を選ぶ
  • 結論を急がず、相手のペースを待つ
  • タイプによっては、ゆっくり話すことを意識する
  • タイプによって、必要に応じて結論だけでなく過程も話す
  • 冷たく受け取られないよう、笑顔を意識して話す
  • チームで即断即決が必要な時は任せてもらう
  • 人をコントロールしすぎていないか注意する など

が考えられるでしょう。

プロモータータイプの活かし方

プロモータータイプの方は、とにかく人に影響を与えたいという欲求があり、それを満たすために行動します。そのため、自身のアイディアが否定されることは嫌いです。

コントーラータイプと同じで、話すスピードや判断も早いので、ピードがゆっくりのタイプを相対するとき、イライラしてしまうこともあるかもしれません。

他にもプロモーターであれば一例として

  • アイディアを活かせるような環境に身を置く
  • スタートダッシュは得意だけど、地道に走り続けるのは苦手。継続できるようなご褒美を用意する
  • 常に自分が人に影響を与えられている、と感じることができればよりパワーになるので、身近な人にお願いをして定期的に褒めてもらう機会を作る
  • 細かな仕事や詳細を求められるのは苦手なので、必要がある時は注意して行う。または得意な人にお願いをする
  • 感情に任せて話をしがちなので正確な表現が求められるときは、できるだけ客観的になるよう話す など

考えられます。

サポータータイプの活かし方

サポータータイプの方は、相手と合意したいという欲求があるため、NOと言えず、自分を殺して相手に合わせてしまうこともあるかもしれません。ですが、人の気持ちに寄り添うことができる居るだけで癒しのオーラを放っています。

自分のタイプを知っておくことで、無理をして相手に合わせていないか?自分が本当にやりたいことなのか?などの自分への問いも生まれることもあるでしょう。

サポーターが意識しておける行動としては

  • 癒しのパワーや人への寄り添い力を活かせる場に身を置く
  • 合意があれば、仕事がやりやすいことを周りのメンバーに伝えておく
  • 合意を意識しすぎるがあまり、自分の意見を見失わないよう決断する
  • 必要がある時はNOという勇気を持つ
  • 説明は理解を確認しながら進めてもらうと嬉しいことを伝える
  • スピードが早いタイプと接する時は、準備をしておく など

が一例として考えられます。

アナライザータイプの活かし方

アナライザーの人は、自分がアナライザータイプだと自覚できると他人に自分の得意とすることを伝えることができ、情報収集や分析の強みを活かすことができるかもしれません。

ですが分析→計画→実行という順序を辿るので場合によっては、スピードが遅いと他人に感じられたり、理論的であるがあまり話が長いと感じられたりすることもあるでしょう。

アナライザータイプが意識しておくと良い行動としては

  • 分析や緻密さが求められる場に身を置く
  • 計画や細やかな仕事でサポートする
  • 時間を意識し、簡潔に伝えることを意識する
  • 必要がある時は、決断の速度を上げる
  • 場合によっては、こだわりを捨てる
  • 重要なことや時間がないときは、結論から述べるように意識する など

が考えられます。

相手とのタイプ別コミュニケーション方法

これまで自分のタイプを知らないことで、無意識に自分よがりのコミュニケーションになっていたと気づいた方もいるのではないでしょうか?

私も今でも、意識していないと特に身近な人にはなることがあります。

たとえば、

  • ポーカーフェイスで言葉数の少ない相手を前に、沈黙に耐えられずしゃべり過ぎて空回りしてしまった
  • 自己主張の強い相手を前にすると自分の意見を押し殺しまった
  • 相手をコントロールしようとしてしまった
  • 自分を守ろうと相手に主張をぶつけ攻撃的になってしまった など

です。

しかし今あなたはタイプ分けについて学習し、自分への理解が少し深まっているはずです。

立ち止まって一息ついて、これらの知識を思い出してみるだけで、いつもより落ち着いて自分を活かしつつ、相手に配慮あるコミュニケーションを取れるはずです。

また、ここからはタイプごとに相手と接する際の具体的なポイントをお伝えします。

コントローラータイプと接するときのポイント

  1. 承認の際は要注意
  2. 基本的には任せる
  3. 端的に、結論から話す
  4. 質問より教えてもらうスタイルで
  5. 提案は複数の選択肢を!
1.承認の際は要注意

人は褒めて伸ばせという考え方を耳にしたことがある方は多いと思います。ですが、コントローラータイプの人は、褒められたとしてもイラっとして怒ってしまうことがあるのです。

なぜなら、”自分で決めたい”という欲求がコントローラータイプにはあるからです。

例えば、コントローラータイプだと考えられるサッカー選手本田圭佑さんを例にして考えてみましょう。試合に負けた時、インタビュアーの方が「負けたけど良い試合でしたね」と本田選手にコメントを求めたとします。

本田選手はどんなコメントをしそうですか?おそらく「いや、負けたんで」というような形でちょっとイラッとしつ答えるのではないでしょうか?

このようにコントローラータイプは、自分が納得していないことを褒められると、イラッとしてしまうことがあります。さらにコントローラータイプの人を褒めると、裏があるのではないかと疑念を持たれる可能性もあります。

2.基本的には任せる

自分で決めたいという欲求がある人たちなので、コントローラータイプの人と接するときは、全面的に自由に動いてもらうことが良いでしょう。

3.端的に、結論から話す

コントローラータイプは、より良い判断を素早く下したいと考えます。そのため、結論から話すことがおすすめです。また効率も大事なので、ダラダラと長く話すのも煙たがられる可能性があります。

4.質問より教えてもらうスタイル

コントローラータイプの方には、基本的に質問はしない方がよいと言われます。質問というのは、構造上、質問した側が主導権を握ることになるからです。

質問をされることで、コントローラータイプの人は自分がコントロールされたように感じることもあるのです。

ですので、質問という形でなく「~という理由でーーーについて教えてください」などと教えを請う形にするとコントローラータイプは答えやすいでしょう。

5.提案は複数の選択肢を!

提案をするときは、複数の選択肢を出し、相手が選べるようにすると良いです。選択肢が少ないと、提案した側に主導権があることになります。

コントローラーにとって大切な「自分で決める」が叶わず、コントローラータイプの人は受け取りにくく感じる場合もあるからです。3つ以上選択肢を作っておくといいですね^^

プロモータータイプと接するときのポイント

プロモータータイプの人は、人に影響を与え、それを感じていたいので「すごいね」など褒められると、とても喜びます。どんな言葉で褒められても喜びます。

新しいことや楽しいことが大好きな人たちで、アイディアマンです。

人に影響を与えたいという欲求がある人たちなので、このタイプの人と話すときは、聞きながら相づちを打つなど、明確に反応する、褒める!アイディアに耳を貸す、オープンクエスチョンで自由に話しをさせるとよいと言われています。※オープンクエスチョンとは、回答がyes,noで答えられないもの。(例 どんな感じですか?)

ビジネス的なことだと、提案をするときはプロモータータイプの人は想像力が豊かなので、絵に描くように話をすると受け取りやすいです。

また、その絵の中で、プロモーター自身がどのように人に影響を与えられるかを話すことも重要です。

サポータータイプと接するときのポイント

サポータータイプの人は、合意したいという欲求あるため、つい他人からのリクエストやお願いに対して「YES」と言ってしまいます。人の期待に応えようと行動し、対立しないようにするのです。

とにかく自分を殺していい人になってしまうのです。

このタイプの人とのコミュニケーションでは、YESという言葉だけでなく、表情や声の調子などノンバーバルな部分にも注意するとよいでしょう。

リクエストをするときは、相手がYESと期待に応えてしまうことを忘れずに、無理をしていないかなどを確認するとよいです。

話を聞くときは、人間関係重視のため、あなたの話を聞いているという態度を取ることで、サポータータイプの人は安心して話すことができます。

また、繰り返しになりますがサポーターは「合意」が必要です。それがあることが、彼らの行動のエネルギーの源になります。

サポーターと何かをするときは、合意が確認できる機会を何度も設けることで、力を発揮してくれます。

ビジネス的なことだと、人間関係重視でNOを言えないサポーター。
営業で何度も通ったりするうちに話を聞いてあげるよと言ってくれるのは、このタイプの人である可能性が高いですね。

アナライザータイプと接するときのポイント

アナライザータイプの人は、正しくありたい人たちです。物事に取り組むときは、正しいか?を重要視するので情報収集や分析に力を入れます。

また、正しくありたいので失敗が嫌いです。

褒めるときは、どこがどういう風にすごいのかを細かく示すと喜びます。(例:あのスライドの3枚目の表計算の数式がすばらしいね、など具体的に)

アナライザーの人と話すときは、熟考して答える相手の返答をじっくり待つのがポイントです。また、承認するときは相手の専門性を認知するような具体的な承認の言葉を使う。質問をするときは、具体的でわかりやすく答えやすい質問をするとよいです。

アナライザーにはオープンクエスチョンはあまり向きません。※オープンクエスチョンとは、回答がyes,noで答えられないもの。(例 どんな感じですか?)

アナライザーにリクエストしたり、何かを任せるときは、ゴールまでのステップ、負うリスクなど相手が分析できるように話すとよいです。

漠然とした指示では動きません。具体的な道筋、あなたに任せる部分はこれ、など明確に指示するとリクエストに応えてくれる可能性が高いでしょう。

ビジネス的なことだと、データや事例をまとめて理論立てて説明すると受入れてくれる可能性が高いのがこのタイプです。

コントローラーと同じく、人間関係はあまり重視しないので情では落ちにくいタイプです。とにかくロジック。

コーチングにおけるタイプ分け診断でよくある質問

コーチングにおけるタイプ分け診断を活用するときの注意点

最後に注意しておきたいことは、タイプ分けのツールはどのタイプかを決めつけて関わるためにあるのではないということ。また、優劣をつけるためのものでもありません。

自分も相手も尊重し、違いを認め、楽しんでいくためにあると思います。

このタイプ分けを目にしたとき、

質問者

自分はやっぱりこういうところがあるから嫌、自己嫌悪に陥る

という人もいるかも知れません。

そうではなく、ぜひ、自分のことを知って活かしていってほしいのです。

質問者

自分には、こんな特徴があるのだな。では、そんな自分をどう生かして生きていくか?

そう考えるほうが、人生がもっと豊かになると思いませんか?

コーチングにおけるタイプ分け診断は、まず自分自身を知るツールとして使ってください。

コーチングにおけるタイプ分けについてもっと学びたいと思った方は、書籍もオススメです。

お仕事でタイプ分けを活かしたい方

部下がプロモーターだったら?上司がコントローラーだったら?など。4タイプごとに具体例をあげてコミュニケーションの取り方が解説してあります。

図解なので、見やすくて分かりやすいと思います。簡易的にタイプ分けができるチェックリストがついています。

こちらの本はタイプごと、シーンごとにどう対応するといいのか?詳しく書いてあります。

例えば、

質問者

・正論を振りかざす上司にどう対応する?
・結論を先延ばしする上司にどう対応する?

などなど。

いろんなシーンでの具体的な対応例が載っています。

コーチングにおけるタイプ分けを活用するときのまとめ

コーチングにおけるタイプ分けを活用するときは、

  1. 自分のタイプを知る
  2. 相手のタイプを知る
  3. タイプにあった関わり方をする

この順で活用することで、あなたの人間関係やコミュニケーションの悩みは緩和されることでしょう。

上手く活用して、人間関係やコミュニケーションに活かしましょう。

参考)「苦手な人がこの世からいなくなる」伊庭 正康 KADOKAWA 2013

「コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく」鈴木 義幸 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2006