こんにちは。「自分がわからない」あなたを応援します。
”本当の自分”を取り戻したい方専属ライフコーチ石原瑶子(叶えるようこ)です。
本日は、「占い依存からの脱却とコーチングの関係性」というタイトルです。
占い…あなたはどのように使っていますか?自分の人生の選択を占いに任せている人はいませんか?占いに、依存したり、不安からすごい頻度で占いサイトを覗いてしまう。占い依存…そんな言葉が思い当たる人もいるかもしれません。
私自身、占いは好きですし、京都に旅行した際におみくじを引いてみたり、当たる占い師がいると友人に誘いを受けて手相の鑑定をしてもらったことがあります(笑)女性って占い結構好きですよね?
ただ、占いに依存して人生を決めるのはちょっと違うかな~と思うので、そのことについてまとめたいと思います。ちなみにですが、私自身”本当の自分”を取り戻すまでは、御多分に漏れず(笑)占いで人生を決めていた一人です。
有料のWEBでの占いとか、電話占いとか…1日に5万円位使ったことがありました。なので、占いで人生を決める人の気持ちもわかるんです。きっとあなたは人生のいろんなことに不安を抱えているんだと思います。だけど、このままではいけないとか変わりたいという気持ちもあるからこの記事を読んでいるんだと思うんです。
占い依存、占いジプシーを卒業した私の経験が参考になれば嬉しいです。
Contents
どこからが占い依存?

まずは、「占い依存」という状態についてです。占い依存と呼ばれる状態はどんな状態でしょうか?依存症とは以下のような状態です。
【依存症】
ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態。アルコール依存症のような物質に対するものと、インターネット依存症のように行為に対するもの、共依存のように人間関係に対するものがある。
占い依存の目安
占いをした後、罪悪感、自責の念に駆られる
目安①自分の生活の範囲を超えて、有料占いをする
手持ちのお金がないのに、有料の占いを頻回にしてしまう。あなたはそんな状態ではありませんか?
当時の私の場合ですが、給料は手取りで25万円前後、ボーナスも40万円くらいが2回ありました。かつ、一人暮らしでしたので、5万円を占いに支払っても生活が困窮するわけではありませんでした。しかし、他のことにも浪費していたため、占いで使った料金の5万円はカードでボーナス払いにしたことを覚えています。
クレジットカードの使用はある種、借金とも言えますよね。今、現金を持っていないのに、借金をして占いをするのは自分の生活の範囲を逸脱したお金の使い方です。
また、私は占い依存当時。衣食住を整えることよりも、占いでした。欲しいものよりもまず占い。食費にお金をかけるより占い(笑)カップラーメンとかお菓子を食べとけばいいやって感じでした。これはかなりハイリスクな依存状態ですよね。
生活の範囲を逸脱して占いをしていないか?これはかなり分かり易い目安だと思います。
②何よりも先に占い
たとえば朝のテレビ番組で見る占いを毎朝、必ず見る。何よりも先に占いなんですという方は毎日のルーティンとして占いが組み込まれているだけで問題はないかもしれません。
ですが、占い依存の状態となると、常に頭の中を占いが占めます。日常生活で何か、嫌な出来事とか嬉しい出来事とか、イベントが起こるとすぐに「占い結果がこうだったから」と頭に占いのことがよぎります。そして、昼休みとか家に帰ったらとか、占いが出来る場所や時間になるとまた占いをするんです。
占いを基軸に人生が回っている感じ。そうなると占い依存と言えそうです。
私も当時、占い結果と出来事を結び付けて一喜一憂していました。また、帰宅後は毎回無料占いをしていました。これは友人の話なのですが、昼休みにトイレに行き、占いをしないと過ごせなかったそうです。
日常生活のアクセントに占いがあるのではなく、占いを基軸に毎日が回っている人も要注意かもしれません。
③納得のいく結果が出るまで占いをくり返す。
「片想い中で、相手の気持ちが知りたい」
「なにか分からないけど不安で、ヒントが欲しい」
「人生これから先が不安で、答えが欲しい」
など、一人ひとり、占いたいことや気になっていることがあると思います。
何かに対して一歩踏み出す勇気が欲しいとか、悩みを解決するヒントにしたいとか。自分の考えが主軸にあってオマケとして占いを活用するのであれば何の問題もないと思います。
しかし、その際に何度も納得のいく答えが出るまで占いをする場合は注意が必要かもしれません。自分の考えを占いで裏付けしないと自信が持てない状態です。自分の想いや感じることよりも、占い結果が重要視され、上にきてしまっています。
納得いく答えが出るまで不安で、占い師や占いの種類を変えて、何度も何度も、同じことを鑑定する。まさに占い依存、占いジプシーですよね。
そして、このような人たちは、自分の思っている答えと合致しない占いに出会った時、「この鑑定士はだめだ」とか「あたらない占い」と愚痴ったりします。しかし、自分の持っている答えの方が占いより下になっているので、自分の持っている答えも信じることができず露頭に迷います。
そして、また占いをします。何度も占いをくり返した後、自分の答えと占い合致した時…その鑑定士を崇拝し始めて、どんどん占いを頼っていくことになるのです。まさに負のループ。
占い依存時代、私は1日に3人の電話占い師をハシゴしたことがあります。そしたら…なんと鑑定士は違うのに同じ方が出て、しかも同じことを聞いたのに内容も同じことをくり返されました(笑)恋愛について相談したのですが、そんな男は止めて、釣りかバイクの趣味の趣味を持つ人を探せと(笑)
さすがに、その結果を聞いて占い依存の自分を馬鹿らしく感じ自分に何怒りがわきましたが…。そのあとも占いをした記憶があります。依存って怖いです。
④悩みは、自分で考えるより先に「占い師」に相談
何かに悩んだり、迷ったりしたとき。あなたは答えを誰に求めますか?
自分より先に占い師と思った人は要注意かもしれません。
その場合は、自分の人生なのに、自分で舵を取ることを放棄し、占い・占い師に舵をゆだねてしまっている状態と言えます。人生を生きるのはあなたです。
占いを参考にするのは良いですが、占い依存の状態は占い師に人生を任せているとも言えます。
⑤「やめたいのに、辞められない」
占いをした後、罪悪感、自責の念に駆られる
「やめたいと思っているのにやめられない」「ちょっとだけと思ったら、またやってしまった」「辞めたいと思って、決意したけど続かない」これは占いに限ったことではなく、ダイエットとか、パチンコとかタバコとかお酒とか。
自分にとって良くないと思っていても、断ち切れないことってありますよね。これは、意志が弱いという理由だけでなく、身体的な仕組みが関係していることもあります。
例えばタバコならニコチンが関係しています。
タバコを吸うと、ニコチンは脳にあるニコチン受容体に結合します。すると、快感を生じさせる物質(ドパミン)が大量に放出され、喫煙者は快感を味わうことができます。これが、「タバコを吸うと落ち着く」「ホッとする」といった効用が得られるしくみです。しかし、30分もすると体内のニコチンが切れて、反対にイライラする、落ち着かないなどの離脱症状(禁断症状)があらわれます。そして、その離脱症状を解消するために、またタバコを吸うようになり、そうしてニコチン依存症になっていきます。
占い依存も似たようなことが考えられます。占い依存の人は占いをすることで「安心感」とか「高揚感」を感じる状態になります。脳は、褒美を与えられると、脳内に、ドーパミンが放出すると言われています。依存状態になると、占いが脳の報酬となっているので、またドーパミンがもたらすやる気とか快感を求めていくのです。身体も占い依存から抜けられなくなってしまっている状態と言えそうです。
これまで5つの占い依存の目安を述べてきましたが、いかがでしたでしょうか?当てはまるものがあった人は、是非読み進めてくださいね。
占い依存症になる人の特徴

そもそも、占い依存になる人にはどんな特徴があるのでしょうか?それを知れば、占い依存を根本から脱却できるのではないでしょうか?
占い依存当時の私の特徴や抜け出した今、占い依存の人を見て考えたことをまとめます。
①自分のことがわからなくなっている
占い依存になる人の特徴として、「自分のことがわからなくなっている」ことが挙げられます。自分のことがわからないというのは、自分で決断ができない状態です。
自分では決められないから、何かに頼り、依存したくなるわけです。それがたまたま、占いの場合占い依存症になるんだと思います。
自分のことを知り、自分で自分の人生を決めていく強さを持つことがとても大切です。占い依存となる人は昔の私のように長らく、自分で自分の人生を決め、その責任を負っていくということをしていないのではないでしょうか?
私の場合は小さい頃から、第三者目線を基軸にして生きてきたことで自分のことがわからなくなりました。自分がどうしたいか?とか何がすきなのかとか、どう生きたいのか?そして、さらには今自分が何を感じるかさえ。
そうなったのは、自分の人生の答えを自分以外の外側の誰かの意見や世間一般の常識に当てはめて考え、自分のやりたいこととか自分が幸せな方より、誰かによく思われるためにとか、誰かに褒められるために選んできたからです。
ですが、自分の人生は、自分で感じることや考えたことをもとに決めていく必要があります。だって、私自身の人生には誰も責任は持ってくれません。
また、私の人生の正解は私しか知らないのです。占い依存の人は、そのことを忘れてしまっている可能性があります。
「自分のことなのに、質問されたらわからない」と思ってしまう、何かに頼りたくなるという人は占い依存に陥りやすいです。
②自分に自信がない
①の自分のことがわからないともつながるのですが、占い依存の人は、自分に自信がありません。自分のことがわからないから信じられない。それは当然のことと言えるかもしれません。
占い依存の「目安③納得のいく結果が出るまで占いをくり返す」にも繋がっていくのですが、自分が答えを持っていたとしても、自分に自信がなければその答えを信じられず自力で決断することができないですよね。なので、占いに依存していくわけです。
③他責の生き方
占い依存になる人は、ものごとを誰かや何かのせいにしがちです。
他責の生き方というのは、生き方自体が誰かや何かに依存しているともいえます。どういうことかというと、例えば嫌なことがあったとき「○○さんがこうしなかったせいだ」と他人を責める人。これは言い換えると、私の人生は○○さん次第と言っているのと同じこと。
占い依存の状態も言い換えると、「私の人生占い次第」となっている状態なので、構造が同じですよね。
④自分と向き合う事を放棄している
占い依存の人は、常に自分の外側や未来を変えようと行動します。占い依存の原因は自分の内側にあるのにもかかわらず。
未来が良くなりさえすれば、私は占い依存から抜け出せるのにと思っています。実は逆で、自分と向き合い、今の自分をちゃんと見つめることで、未来は良くなっていきます。今の現実はあなたが選択してきたことの結果です。
ですが、今のダメダメな自分を認めるのが怖いから、自分と向き合うことはせずに占いで未来をよくしようとしたり、今を見ないための行動を全力でやります。
今の自分、ちゃんと見てあげていますか。
私が占い依存症を克服した方法

さて、占い依存の目安やなりやすい人の特徴についてわかったところで、私が占い依存を克服した方法を書きたいと思います。
根本的な解決方法
根本的な解決方法は「人生の舵を自分で握ること、自分を取り戻すこと」これにつきます。
占い依存になる人は、自分のことが分からなくなっていたり、そのため自分に自信がなかったり。全て他人や何か次第の人生を送っています。繰り返しになりますが、自分で自分の人生の舵を握っていません。
この人生の舵を自分で握った生き方、自分で自分の人生の責任を引き受けていくことは最初は難しく感じることもあります。私も、他人とか何かのせいにして生きる方が、楽な生き方だったなと思うこともあります。
自分で自分の人生の責任を負って生きることは、時に苦しく、痛みを伴いますが、自分の人生や幸せが自分次第の生き方は一度手にするとやめられません。それほど生きている喜びも味わう事が出来ます。なにより、自分に生まれてきてよかったなと思うことができたことが何よりの収穫です。
こんな状態になるためには、自分と向き合い、自分を知ることが欠かせないのです。
自分と向き合い、自分を知っていくこと。私はこれをコーチングを通して行ってきました。コーチとのコーチングセッションだったり、自分で行うセルフコーチングなどです。
➤コーチングとは
➤セルフコーチング
それらを通して、私は自分自身を取り戻し、自分らしい納得した人生を送っています。過去に占い依存だった話しをすると大変驚かれます。
もし、自分と向き合い、自分を知っていくことは時間がかかりそうだとか遠回りに思う人もいるでしょう。ですが、遠回りに見えて自分自身が成長するための一番の近道です。占い依存の状態にいる自分自身をまずは知ることで解決策は簡単に見えてきます。
サブの解決方法
原因となる根本的な解決方法がわかったところで、補助的に使えるかもしれない私が行った解決方法を書きます。
①恐怖の強化をする
恐怖の強化とは、簡単に言うと今持っている恐怖をさらに深く考え増大させることです。たとえば占い依存かもしれないと不安(恐怖)に思っているのであれば、占い依存がこのまま進行した場合どうなるかということ。
例えば、何でも占いで決めるようになってくると、今は大丈夫でも、いずれは着る服や時間の過ごし方まで占いに頼るようになるかもしれません。人間関係だって、占い師の言ったようにして大切な人を失ってしまうことになるかもしれません。
また、占い依存が進行し、有料占いを払えなくなるほどやってしまうとか借金をして占いをする。そうすると、家族に迷惑をかけることになるかもしれませんし、借金があるという新たな悩みまで増えていくかもしれませんよね。
このようにして最悪のパターンも考えてみます。嫌な気持ちになるかもしれませんが、こうはなりたくないと思えたら、きっぱり占いを辞めようと思うことに繋がる可能性もあります。
②占い依存であることを認める
占い依存を克服するためにはまず、気付くことです。この記事を読んでいるあなたは今の自分の状態に気づきつつありますよね。
私は、占い依存のとき自分の状態に薄々は気づいていたものの、「次から占い辞めれば大丈夫」「まだ依存まではいっていない。借金してないし」と自分自身に言い訳ばかり。ですが、どこかでは自分の状態に気づいましたので、まずは勇気を出して認めようと決めました。
そして、ノートに事実を書き出しました。
・毎日帰ったら何よりも先に占いをしている
・3日前、占い師を3人ハシゴし、5万円を使った。支払いはクレジットカード
・手元に現金がない
などです。この事実を見るとれっきとした占い依存だなと認めざるを得なくなりました。また、鏡に向かって「私は占い依存の状態である」と言って自分に自分の状態を言い聞かせた記憶もあります。
私の場合、占い依存であるという状態を自分で認識した後は「じゃあどうしよう?どうやって変えればいいかな」と次の解決策を考えるようになりました。
③まずは回数を減らす、無料占いに絞ってみる
その後考えたのが、占いの回数を減らすのと、有料の占いを辞めたこと。ついでに、この時私はクレジットカードもやめました。
私がまずやったのは、有料の占いを辞めたことです。当時、なぜか有料の占いの方がお金をかけるので価値がある当たると思っていましたので、最初は難しく思いました。ですが、私はコーチを付けたり、セルフコーチングをしたり、自分と向き合い、知る作業を続けていましたので無事にその都度自分を認めて有料の占いを辞めることができました。
コーチがいたことも大きかったです。強制的に自分と向き合う時間を作ることができたのと、何かあったらメールで報告をすることが勇気になっていました。
そして、その後は無料の占いも頻度を削っていきました。
④物理的な遮断
次に行ったのは、占いアプリやWEBのブックマークを消したこと。
それらを削除しておくと、また占いに手が伸びそうになっても、一旦立ち止まることが出来ました。
⑤占いに頼りたくなったらやることを決めた
占いしたくてたまらないという気持ちになった時は必ずセルフコーチングをしてノートに書き出すようにしました。今の自分の状態とか気持ちとか、なんで今占いがしたいのか?自分にとことん問うようにしました。
これは自分と向き合う作業です。
➤セルフコーチングのやり方はこちら
そうすると占いをしたくなるときというのは、私の場合「自分が逃げたい何かがあるとき」や「受入れたくない現実があるとき」ときという共通的が見つかりました。だからこそ、逃げずに自分と向き合おうと決意を新たにして変わって来れました。
以上が私がやったことです。
これは私が自分と向き合って出してきた答えです。私にとっての正解なのであなたにとっての正解か?はわかりません。なので、やはり自分自身の答えを見つけるために自分と向き合っていくことは欠かせないのです。
ちなみにですが、もしあなたが今現在すでに占いによって「日常生活が送れないほど依存状態」とか「人間関係が占いによって壊れた」とか「占いの借金」があって、一人ではどうしようもない程、深刻だとしたら、まずは専門的な治療をおすすめします。
占いの活用方法~現在の私~
私は今、全く占いをしないかというと実は違います。今でも年に1,2度大きな決断をするときとか、少し流れを変えたいと思うときに占いを活用することがあります。
また依存状態に戻らない?と聞かれたことがありますが、それはないですね。断言できます。なぜなら私は、自分と向き合い、自分を知ってきたことで本当の自分。ありのままの自分、等身大の自分を取り戻すことができたからです。
今占いを使うときは、占いの結果を得て自分がどう感じたか?これを大切にしています。占いの結果が大切なのではなく、自分がどう感じたか?この自分から出たもののほうがよっぽど価値があると思っています。
きちんと自分がある人には、きっと占いは人智を超えた不思議な力を貸してくれると思っています。
終わりに
いかがだったでしょうか?占い依存のときって、悩みと罪悪感とに押しつぶされてきっと辛いんじゃないかなと推測します。
ですが、諦めずにちゃんと自分自身と向き合ってあげること。それで必ずいい方向に向かっていきます。今はたとえ光が見えるような革新的な解決方法が見つかっていなくても大丈夫です。自分と向き合うことで、状況は変わっていないように見えても見えないところで何か変わっているはず。
一人では、自分と向き合うことが難しいと思えたり、コーチの力を借りてみたいなと思ったら是非、一度無料オリエンテーションに来てみてください。