- ビジョンを描くといいって言われたけど、それ何?
- 目標と何が違うの?
- ミッションとは何が違う?
- どんなビジョンを描けば、叶うんだろう?
こんなお悩みを持つ方のための記事です。
最近よく、ビジョンの描き方について質問をいただきます。
私も、コーチングに出会うまで、願いを叶えるためにはビジョンを描きましょう!と書籍で読んだり、ワークショップで習ったりして取り組んで来ました。
しかし、描き方がいまいちわからなかったり、ビジョンを描いても日常に活かす方法がわかりませんでした。
ビジョンが宙ぶらりんなイメージ・・・。
その原因は、ビジョンとは何か?
ということを理解していなかったことも一つの要因でした。
今日は私が混同していた、「ビジョン」「ミッション」「目標」の違いについてまとめます。
最後には、石原なりの叶いやすいビジョンの描き方もまとめているので、ぜひご覧ください。
ビジョン、夢、ミッション、ゴール、目標の違い
それでは、ビジョン、夢、ミッション、ゴール、目標、それぞれの違いについて説明していきます。
夢とは?
夢とはなんでしょうか。
広辞苑によると、
①睡眠中に持つ幻覚。ふつう目覚めた後に意識される。多く視覚的な性質を帯びるが、聴覚・味覚・運動感覚に関係するものもある。精神分析では、抑圧されていた願望を充足させる働きを持つとする。
②はかない、頼みがたいもののたとえ。夢幻。
③空想的な願望。心のまよい。迷夢。「いたずらに―を追う」
④将来実現したい願い。理想。「海外雄飛が彼の―だ」「―を描く」
つまり夢とは、漠然とした願い。
こうなるといいな〜と「想う」「願う」ものです。
私の解釈ですが、願い、想うものであり、「自分の力では、どうなるかわからない部分を含んだもの」。
なんとなく、こうなったらいいなと放っておく感じのものという認識です。
私自身は普段「夢」という言葉はあまり使っていなくて、「これやりたい」「あれやりたい〜」「こうなるといいな〜」という表現が多いです。
例)
- ゴルフやりたいな〜
- 沖縄行きたいな〜
- 彼と世界中旅したいな〜
- おばあちゃんと温泉入りたいな〜
- この世の全員が自分との対話をして、自分らしく生きれるといいな〜
このように大小の関係はありません。
ぼんやりとしか持っていませんが、たまにノートには書いています。一般的には夢ノート?と言われるようなものです。
書き方は別記事にまとめたいと思います。
ビジョンとは?
ビジョンとはなんでしょうか?
広辞苑によると、
❶ 未来への展望。将来の構想。未来像。
なので、ビジョンは「描く」もの。
私は理想の自分に成長したとき、見えている景色やそこにある世界(自分含む)だと考えています。
つまり、自分次第で目指せるものというイメージ。
コーチングでは、ビジョンを設定し、今とのギャップを埋めて行く作業をします。
このように話すと、外側(見える景色)のギャップを埋めようとする人がいますが違って、内側(あなた自身)のギャップを埋めるという考えが必要です。
例えば、私の今のビジョンは一言で表現すると、樹齢3000年の楠(武雄の大楠)です。
雨風の吹く時もどっしり、地面に根を張って自分であり続けるイメージ。
そして、そこから見える世界は、必要な人が必要なときに自分と向き合うために楠の元にやってくる。自分と対話する機会をもち、自分の答えを得て帰っていく。
そんな場を作っている。それが私のビジョンです。
そのビジョンを叶えるために、日々自分と対話しています。
目標とは?
目標とは、ビジョンに向かう途中でのチェックポイントのようなもの。
富士山に登るとして、何合目という山小屋が目安になると思います。その山小屋のようなものが目標です。
つまり、目標は通過点。目標=ビジョンだと思っている人もいますが、違うのです。
先ほどの私の例でいくと、武雄の大楠になりビジョンを実現するために
2020年
- youtube登録者500人
- 動画100本撮ってアップ
- 一緒に仕事をやる人を増やす
- お願いできる仕事を選別して渡す
- 年商2019年の1.5倍
- サポートできるクライアントの数を増やす
このような感じで、いつまでにどんなところまで到達すると設定していくのが目標です。
目標はあくまでもビジョンありき。
私は、まずビジョンをざっくり描いて⇨目標を立てるこの流れが大切だと考えています。
目標を達成すること自体にはあまり意味はなくて、あくまでビジョンを叶えるための通過点。
それを忘れてしまうと、目標自体は達成できても、大切にしたいことを大切にできず、悲しい思いや辛い思いをするのではないでしょうか?
私の場合、目標だけに固執して叶えようとしても目標が叶わないとイライラするばかりで楽しめませんでした。
目標がなかなか叶わない人は、ビジョンを忘れていたり、目標=ビジョンになっていないか?考えてみると良いかもしれません。
ミッションとは?
ミッションとは、ビジョンを叶えるための自分の役割です。
ミッションは使命とも訳すことができます。
使命と言われると、社会全体から見た私の使命ってなんだろう?と難しく考える人が多いのではないでしょうか。
私自身、何かのセミナーで自分の使命を考えましょうと聞いて、そんなん一瞬でわかるかーいと心の中で突っ込んだ記憶があります。
ですが、ミッションはあくまで、ビジョンを叶えるための自分の役割。ですので、ミッションは自分が勝手に決めて良いものという認識です。
昔の私は、「誰かから見たミッション」と「自分の思うミッション」が一致するものを探していたので難しかったのでしょうね^^
「ビジョン、ミッション、目標ともに一度決めたら変わってはいけない」
と考える人がいますが、それは違います。
ビジョンに向けて進む中で、見えてくる景色もありますし、思っていたことと違ったという時もあります。
修正しつつ進めばいいので、固執せずとも良いでしょう。そして、ビジョンが実現したら再設定してまた進む。
人生は連続性のあるものです^^
ビジョンの立て方
ビジョンの立て方は
- 項目ごとにビジョンを描く
- アイコンを決める
以上です。
❶項目ごとにビジョンを考える
考える項目は以下の8項目です。
・ 仕事/キャリア
・ お金/経済
・ 健康
・ 家族/恋人/パートナー
・ 友人/知人/人間関係
・ 自己啓発/学び
・ 遊び/余暇
・ 物理的環境
それぞれに対して、自分の理想とする状態を書いてみてください。
自分に自信のない時、自分迷子の時はなかなかビジョンが描けないなと思うことがあるかもしれません。
そんな時には魔法の言葉「制限がなかったとしたら?」という条件のもと自由に書いてみてください。
また「こうなりたい」が見つからない人は、「これだけは嫌」ということを書いてみるのもあり。
これだけは嫌⇨つまりどうだったらいい?と自分のビジョンを知っていくきっかけになると思います。
※ビジョンを記入するシートが欲しい方は、私が実際に使っているPDFでお渡しするのでメールレターより。
(8つの項目は、人生の輪というコーチングでよく使われるツールから抜粋しています。人生の輪というくらいなので、8項目で人生を様々な角度からみることができます)
人生の輪について、くわしくは別記事にまとめます。
❷アイコンを決める
8項目のビジョンを書いたあとは、ビジョンを叶えた自分になってみてください。
ビジョンを叶えたあなたは
- どこでどんなことをしているでしょうか?
- どんな感覚でしょうか?
- ビジョンを叶えたあなたを一言で表すなら、どんな言葉がぴったりですか?
ビジョン8項目って文章にすると結構長くなると思います。
なので、ビジョンを一言で表すようなアイコンを決めておくことはオススメです。
この説明だけではわかりにくいと思いますので具体的なアイコン例をこのあと挙げています^^
ライフコーチ石原の立てたビジョン
参考程度にわたしが立てたビジョンを書いておきますね。
イメージを掴むための参考程度に、使ってみてください。
❶項目ごとにビジョンを考える
8項目ごとに過去私が書いた例です。
仕事/キャリア
私は自分の場所にいるだけで、必要な人が私を見つけてやって来ている。多くの人が自分と対話するきっかけや振り返る場所になっている。
そして、来た人たちは自分の答えを見つけ、また歩きだし、その人たちが自分の人生を生きることで周りのひとも影響を受けていく。
私はそこにただ在り、話を聴くパワースポットのような存在になっている。
お金/経済
取り扱えるお金の額が増えていて、お金を使うことで自分だけでなく多くの人の喜びを生み出している。
風の流れのように、さらっとお金を使える状態になっていて一人で握りしめていない。
日々豊かな心で過ごしており、お金を使う楽しさや受け取るありがたさを日々感じている状態になっている。
健康
ヨガを続けており、心も体も自分の心地よい状態を保っている。
呼吸が今よりも深く、健康についても知識を深めており、食事や日々の生活でも自分にあった健康な過ごし方を身につけている。
自分が綺麗だなと思えるくらい自分に時間やエネルギーをかけていて自分自身の姿に満足している。
家族/恋人/パートナー
家族とは、お互いを思いやり協力し合い、皆が楽しめるように時間を持ち寄ることができている。私自身は、父にも優しい言葉をかけることができている。
パートナーとは、1ヶ月のうち2週間を一緒に過ごしており、変わらずどんなことも共に楽しんでいる。
新しく二人の旅館のビジョンにも着手しており、いろいろな人とアイディアを出し楽しんでいる。大枠でイメージが決まり、動き出している。
友人/知人/人間関係
どんな人とも、対等にその人との関わりを変わらず楽しんでいる。
自分と温度が同じ、自分の人生を生きる仲間とともに日々感じることをシェアし合っている。
そんな仲間とともにいることで、自分だけではできない多くの経験をすることができている。
また仲間とともに、社会に対して自分ができることを見つけて取り組んでいる。
自己啓発/学び
コーチングについて学びを深めており、その学びをコーチの仲間に自然とシェアできるようになっている。
また、コーチングを知らない人に向けてライフコーチングを伝える場を作っている。
どんな人からも、どんな出来事からも学び、人生の糧にしている。
遊び/余暇
人生に無駄なことはないと知っており、どんなことも楽しんでいる。
むしろ無駄を楽しむイメージで、日々遊ぶように仕事をし、リラックスして楽しんでいる。
物理的環境
大分で暮らす家は二人でこだわり、心地よいものになっている。犬を飼っていて(ヨーキー)友人や会社の従業員の人がよく遊びに来ている。
実家は、それぞれのスペースにそれぞれのこだわりがあり、整理整頓され快適。気が整っていて、穏やかな気持ちになっている。
❷アイコン(ビジョンの自分像)を決める
以上を一言でまとめ「武雄の大楠」としています。

上記のビジョンを見ているときの自分自身が「武雄の大楠」。
雨の日や風の日、雪の日、台風の日もどっしりと動くことなく、流れに身を任せつつ、自分であること。
そんな楠の木ぶれることなく、そこを動くことなく3000年。存在感があって安心できて^^
以前の私は聞かれてもないのに、コーチングの良さを語り出す人でした。コーチつければいいのにって身近な人に言ったり求められてもいないのに説明をしようとしたこともあります。
今思うと迷惑な人ですね。
そうではなく、必要とする人が勝手に来て勝手に受けとって帰る。
そんなただある場所。

これは実際の神社の写真です。
神社を通り抜けてこの奥の小道を抜けると大楠にいけます^^
それくらいひっそりとしたところにあるのですが、必要な人は知っている。
そんな想いも表現したビジョンです。
ビジョンを立てておくメリット
私はクライアント全員にこのビジョンを立ててもらっています。
ビジョンを描こうとするだけでも、より自分を知ることができます。
そして、選択の機会にもビジョンを叶えた自分ならどうするだろう?
未来の自分の位置(ビジョンの自分)から今の自分を客観的に見ることができるようになります。
自分に自信のない時、自分迷子の時はなかなかビジョンが描けないなと思うことがあるかもしれません。
そんな時には魔法の言葉「制限がなかったとしたら?」という条件のもと自由に書いてみてください。
私自身もそうでしたが、これまでビジョンがちっとも描けなかったクライアントには出会ったことがありません。
とあるクライアントさんで、ビジョンシートを白紙でセッションになった方がいました。
「私にはできないんじゃないかと思ってかけません」
「どうせ到達できない」
というところからスタートしましたが、今では自分の理想とする生活に近づいて来たとおっしゃっていました。(掲載許可すみ)
誰かに見せるものでもありませんし、ひっそり自由に制限なく、ぜひ描いてみてください。
お手伝いが欲しい方は、コーチと一緒にやってみるのもいいかもしれませんね。
叶いやすいビジョンの描き方まとめ
❶項目ごとにビジョンを展開してみる
❷アイコンを決める
このステップで決めた、ビジョンをベースに、年間の目標もぜひ決めてみてください。
そうすると、月の目標、1日の目標も自然と決まって来ます。ビジョンありきなので、目標だけにとらわれることもないでしょう。
ぜひトライして、振り返る機会も作ってみてくださいね。(コーチングでは毎回やります^^)
ビジョンを立てて、振り返る機会を持つだけで、驚くほど、自分自身が成長し、人生もよりよく変化していると思います。
ライフコーチと一緒に
”自分自身と向き合い”
本当の自信をつけていきませんか?↓